ビーグル犬だより

３人姉妹ね。

美卯母さんとティ姉さんが遊びに来てくれたの。母さんちのおっちゃんが豆大福と草餅と鶯餅を持って、みんなで遊びに来てくれたの。

母さんはもちろん、悪戯っ子のティ姉さんもお部屋にあげてもらって・・・。
姉さん、ちょっぴり神妙？

おうちまでずーっと歩いてきて疲れちゃった母さんと、まだまだ元気でイタズラを探している？姉さん。

私もプレゼントしてもらったピンクの首輪をして、母さんや姉さんとお揃いよ。
「３人娘が揃ったねー」ですって。

おだいどこでお茶の支度をしているおばちゃんに、みんなで「私たちも大福食べた～い！」八丸父さんたら、こんな時だけ出てくるんだから。

穴掘り名人

わあ！　土の中はすごい匂い。何だろ？　

クンクン、クンクン。鼻の中に泥が入っちゃった。そんなこと平気よ。

私、得意の穴掘りよ。エッサ、ホイサ。
モグラさん、待ってなさい。今日は捕まえちゃうからね。


雪の中だって、クンクン、クンクン。ああ冷たい。お鼻が凍りそうよ。

ワッ！　顔が埋まっちゃった。それでもわたし頑張る～。モグラさんを見つける～。

ルリビタキ発見！

1月に入ってから毎日寒いこと。それでも私たちの朝のお散歩はいつも通りよ。

寒い朝は霜柱がいっぱい。軟らかい土を持ち上げてムクムクムックリ。

大昔の人のお墓・・・古墳に、こないだ降った雪が残ってる。寒くて溶けないのね。

エイリアンじゃないわよ。木の根っこよ。
地震の時ここへ潜れば安全？それとも危ない？

お日様でキラキラ光る池。ぜ～んぶ、向こうの向こうまで氷が張ってるの。スケートができるかも？

北の日陰はまだ雪がどっさり。私のとこよりたくさん降ったのかな。でも雪合戦は無理ね。


【ルリビタキ】
おっちゃんがきれいな青い鳥を見つけました。今日のお散歩一番のめっけもの！　寒くても出かけてきて良かった！　また会えると良いな。

蝋梅

蝋梅。
ロウバイっていうんだよ。透き通った花びら、とっても良い香り。
花瓶に挿して僕とツー・ショットだよ。・・・『枕草子』みたい？　ん？

失礼。ポリぽりポリ。
ツー・ショットも良いけど、顎がちょっと痒くなっちゃったよ。

砂浜の冬

だあれもいない冬の砂浜。僕と七味とおっちゃん、おばちゃんだけ。波もとても静かだ。海がお日様でキラキラ光ってる。もう少し向こうへ行ってみよう。


とっても賢そうな僕たち、でしょ？　
ボール放って、うんと遠くへ放って。七味に負けるものか。

風なんか冷たくないよ。波なんか怖くないよ。走れ、走れ。

僕たちの脚の下は貝殻がいっぱい。大きいの小さいの、ピンク、白、青いのもあるよ。

海の向こう、ずんずん歩いていったら何があるんだろう。

冬の砂浜、静かできれいだよ。みんなも出かけてみない？

美卯母さんから贈り物

素敵なピンクの首輪、ううん、チョーカーって言った方が良いわね。美卯母さんからもらっちゃった。
可愛いでしょ。似合うでしょ。

ホントはね、美卯母さんとティ姉さんがお正月にお揃いで着けていたの。うらやましくって、母さんに「私には？　ねえ、私のはないの？」

だって本当に素敵で、濃いピンクのハートの宝石がキラキラ光って・・・、とっても欲しかったんだもの。
そしたら、母さんが贈ってくれたの！　嬉しくっていつもお家の中で着けているのよ。
母さん、大好き！　ありがとう。

滝で修行だ。

小さな滝、私みたい。でも今日はお水が多いのかな、飛沫がここまで飛んできて冷た～い。

おっかなびっくり、お水が落ちるとこを覗いてみると・・・。
ワア、凄い迫力！　吸い込まれそうよ、父さん。落ちたら大変よね。

早い！早い！　どっさりのお水がどんどん落ちていくわ。

よ～し、僕は男だ。ここから飛び込んで見せるぞ。
いち、にい、さん・・・

・・・おっちゃん、今日はやっぱり止めとこう。男は引き返す勇気も大切だよね。
？？？

鍋奉行！ 八丸

今晩はおっちゃんの大好きなお鍋だね。
あれ？　おばちゃんは何処？　じゃ僕がお鍋の番をして上げるよ。
ヨイショッと、椅子に登って・・・。

火加減はどお？　これくらいで良い？　それにしても美味しそうだなあ

ねえ、おっちゃんの傍の、ホラそれはなあに？　味見して上げようか？。

おばちゃんが戻ってきたよ。ギューッと腕の間から顔を突っ込んで。ウマソォ！

これ何？　このレンゲって言うの？　その上に乗っかっているのさ。

油断させて、あっという間に長い舌でペロリ。

父さん、ずる～い。私にも～。

お山にさようなら

お山もすっかりお化粧して、きれいねー。すっかり美人さんだわ。
あら？　でも、このお山は男の子？ それとも私と同じ女の子だっけ？

雪の上で運動会も疲れちゃったわ。父さんと日向でお昼寝しよっと。
このまま、町のお家に帰れたら楽ちんなんだけどな。

楽しく遊んだ田舎ともお別れよ。今度来る時は春になってるかしら、でも、また雪と遊びたいな。
お山さん、さようなら。

あけましておめでとう。

いま朝の６時40分、東の空が赤くなってきたよ。シイちゃん、寒いけどもう少し待ってれば、初日の出が拝めるよ。
八丸父さん、でも雪がこんなに降ってる。暗いし、寒いし、お家に帰りたい。

ホラ、ごらん！ お日さまが顔を出したよ。あけましておめでとう。今年は元気な年でありますように。
おめでとう。私たちの日記を読んで下さっているみなさ～ん、今年もよろしくね。

たった１日で、どこもかしこも雪でいっぱいだ。昨日までは青い草が見えていたのにね。埋もれないように気を付けて、さあ、行くよ。

父さん、お日様がもうあんなに高く昇ってしまったわ。良かった、ぽかぽか暖かくなってきた。お日さま大好きよ。

すっかり葉の落ちた唐松なのに、また真っ白な雪の葉っぱが付いたよ。「きれいでしょう」って大威張りしてる。

おっと、ここの雪は深いぞ。埋まっちゃうよ。
父さん、ティ姉さんやハル兄さんも一緒だったら良かったのにねー。